●シャーマンちゃん装備分析●
〜四号ちゃんの相棒、シャーマンちゃんって?〜


シャーマンちゃんの元ネタは、アメリカ軍の第二次世界大戦〜朝鮮戦争時期の主力戦車「M4中戦車」です。
とにかく沢山作られた戦車で、アメリカ軍あるところ、この戦車ありといっても過言ではないくらいです。色んな形式がありますが、基本的にエンジンの種類で型番が分かれています。もっとも、朝鮮戦争の時に出てきた「イージーエイト」は、主砲を大強化した究極のM4でしたが。
ちなみにどのくらい作られたかといいますと、各型合わせて49234両で、これに匹敵するのはソ連のT34くらいです。ちなみに日本がこれまで作った戦車は、全て合わせても10000の大台に届かないくらい凄い数です。

さて、そんな凄いシャーマンちゃんですが、具体的にどんな装備をしているのか見ていきましょう♪

シャーマンちゃんも四号ちゃん同様、典型的な中戦車です。で、シャーマンちゃんの特徴というと・・・特徴がないところかな?(笑)
ボディアーマーの形状から、シャーマンちゃんの原型は「M4A3」と推定されますが、それに沿って、細々と解説していきます。

シャーマンちゃんのヘッドギアは丸っこい形で、ちょっと大きめです。暴露面積が大きくなると被弾率が上がって不利なんですが、その代わり、ゆったりしてて動きやすいです。実際シャーマンちゃんは見た目によらず結構すばしっこいのです。

胸とか肩とかの装甲も丸っこくまとめてあります。装甲(イラストのA)は、最大値105ミリで、そこそこの厚さです。とくにスカートのエプロン装甲とか胸周りなんかは結構硬そうです。

@の41口径75ミリ砲(正確には76ミリ=3インチ砲)は、徹甲弾を用いるとかなりの威力を発揮しました。それでも「ティーガーには1対4でおそいかかるよーに」という指示が出ていたように、上には上がいるんですが。
ちなみに先ほど出てきた「イージーエイト」ちゃんは53口径にパワーアップしています。長いほうが初速があがって、分厚い装甲を打ちぬけるんですね。
ちなみにシャーマンちゃんの必殺魔砲は、「マキシマム・バレッド」です。なかなか威力のありそうな名前。

シャーマンちゃんの足回り=走行装置(イラストのB)は、ひじょうに素敵な感じになっています。水冷ガソリン8気筒450馬力と性能もそこそこで、なによりもひじょうに頑丈です。故障知らずとはこのシャーマンちゃんのためにあるような言葉ですね。
車輪もなかよく二つずつ合計8つ並んでいて、小回りの効きそうな感じです。時速41.6キロと、走りも中戦車仲間の間では早いほうですね。

シャーマンちゃんの凄いところは、その数にも表されていますが、ひじょうに作りやすかったこと、自動車工場のラインから、ぽこぽこぽこぽこ沢山生まれていきました。色んなバリエーションもあって、砲塔外して装甲兵員輸送車なんかにもされたりしました。

シャーマンちゃんはまだ、カラー資料が出ていないので、推定で色を塗っています。M4といえば濃紺でしょう!って勢いで塗りました(笑)
シャーマンちゃんの内部装甲や、オプションも早く資料が出て欲しいですねー。待ちわびております。

●四号ちゃんのこーなーへ●