実は僕はアップルのマシンを使っている。それが壊れた。
 今を去る9月26日のことである。それ以来ホームページの書き込みは完全に停まってしまってた。
 9月26日朝、いつものとおりパソコン・アップルのマックG5を起動させる。しかしどうやっても立ち上がらない。
「おかしいな。昨日は何ともなかったのに」
 電源を落として再起動したり、周辺装置を外したりしたのであるが、どうやっても立ち上がらない。それで、デオデオを呼んだ。翌日の午後修理韻が来て、修理員はパソコンを開けてゴミを拭きとりメモリを差し替えた。すると動き出した。僕の頭に
   「機械が動かないところを見せようとすると動き出す」
というマーフィの法則が頭をよぎる。
 もう一度やって見ようといったん電源を切り、今度は僕が立ち上げるとやはりダメだった。
「どうも安定しないですね」
「そうですね。持ち帰らないと直せません」そして持ち帰り修理となった。
 まあ、思い返して見ると、最近の一ヶ月ほど、電源を入れても起動しないことが時々あった。その時はいったん電源を落とし、再度ボタンを押すと立ち上がっていた。やはり急に壊れたのではなく、徐々にダメージが深くなっていく兆しだったのだろう。

 さて、パソコンを修理に出すといろいろと支障が出る。それでノートパソコンを使って当面の仕事をすることにした。ネットにも繋いだ。しかしデスクトップに比べるとメモリも少なく動作も遅い。特に画像を扱うとがた落ちになる。そりゃあ2GBのデスクトップに比べるとノートパソコンはわずか512MBと1/4であり、システムが喰うエリアを差し引くと10倍以上の差がある筈だ。
 修理に出したのは9月27日で、10月2日に電話があり、
「パソコンをアップルに送ったが、アップルは《改造しているので修理は受け付けない》と回答してきました」
「何だって?。どこが改造なんですか」
「ハードディスクを取り換えています」
「つい一ヶ月ほど前ハードディスクが壊れたので、お宅の店で新しいハードディスクを買って取り付けましたよ。しかしその時は改造になるとは店員は言わなかった」
「言ったかどうか分かりませんが、とにかくアップルは送り返してきました。どうしますか」
「そんなことは知らない。そっちで責任をとってくれ。改造なんて話は知りもしなかった」
 まあ腹の立つ話だ。だいたいパソコンの世界ではハードディスクは《消耗品》というのが通り相場だ。それを取り換えて《改造した》と言われちゃ、ユーザーの立場はない。アップルはアメリカの会社だから契約書を楯に取って言うんだろうけど、こんな態度では今後アップルは使えない。ところがねぇ、こっちはマックのソフトを沢山抱えているので、全部買い替えるとパソコン以上のお金が要るんだ。まさにソフトを人質に取られているようなものだ。

 それから数日してパソコンの修理を引き受ける会社が見つかったという電話があった。名古屋の会社らしい。それで修理するよう依頼した。
 その後音沙汰が無い。しびれを切らして10月15日にデオデオに電話すると、修理費が7.5万円掛かるという。
「そんな修理代では修理する気は無くなった。もうよい」
 まったくもって、アップルもデオデオも僕をバカにしている。腹が立つが、力のない年金生活の高齢者では何も出来ない。
 とうとう諦めて10月19日デオデオに行き、新しいパソコン iMac 20inch を注文した。メモリを増設しハードディスクの容量を増やすので納期は1週間以上掛かるというが、これについても抵抗できる力はいまの僕には無い。
 ところが落ち目というのはトドメを知らない。注文した翌日、僕の買った iMac 20inch に新型が出るという報道が出た。まったくもってなんと言ったらいいんだ。アップルもデオデオも昨日は知らんぷりして旧型を売りつけたわけだ。
 もう、腹が立って、腹が立って、目の前に拳銃でもあれば撃ち殺したい心境だ。しかし契約至上主義の奴らを相手に勝てるわけがない。仕方なく自分の心を説得して怒りを抑えることにした。
 新パソコンは注文して2週間ではいるということだった。19日に注文したのだから、11月2日頃には届くはずだ。それで不自由しながら待っていた。そこへ10月27日に、
「注文をいただいたパソコンですが、新型に変更していいですか。値段は一緒です」という電話が入った。もう呆れて、何も言う元気が出なかった。
「どっちでもかまわない。そちらに任せるよ」とだけ言った。
 正直言って、この電話で腹の立っていたのはずいぶん収まったが、しかしこの時点では自分の心を説得済みであったので、さほど有難いという気持ちは湧かなかった。

 

 

 11月10日、思えばパソコンが壊れて45日目、やっと新しいパソコンが届いた。ほんとに長かった。
 新パソコンは iMac 4GB HD1TB である。アップルより新型が発表されて20日目である。
 今度のパソコンは以前よりOSが2つ飛んで、10.4から10.6になった。略称「スノーレオパード」である。その関係でソフトのインストールには苦労した。
 まずバックアップをとっていたソフトのほとんどはそのままでは使えなかった。すべて新規インストールになった。それで届いた日と次の日は一心不乱にインストール作業を繰り返した。たいした変更ではないのだが、新しいバージョンでは色々と細かなところが変わっていて、慣れ親しんでいる方法ではうまくいかないところも多かった。
 また、新バージョンに切り替えないと動かないソフトもあって、インターネットで新バージョンを買ったりして、余計な費用も発生した。12日〜14日は外出の予定もあって、それをこなしながらインストール作業を続ける。そして14日夜、やっと
「まあ、これでしばらく使うかな」という程度まで使えるところまできた。思えばパソコンのない時間は長かった。
 その後、新しいパソコンを使ってみて、どうもマウスの動きが時々変だ。コードレスのマウスであるが、時々自分の思わないところにポイントが動く。何か妨害電波でも受信しているような感じである。まあ仕方がないのでしばらく使い続けてみよう。